三月。
日曜日から降っていた雨もあがり、これできっとあたたかくなると思いきや、
今月に入ったとたんまた気温がさがったので、
春まだき、季節が変化を惜しんでいるのだと思った。
行きつ戻りつ、まよ迷う、きっとそうやって、動いてゆくのだねぇ。
・・・
髪を切りにでかけて、いつもよりみじかくしてもらったので気分がいい。
みじかくしたとたんのこの寒さなので、梳いた髪のまにまを風が抜け、
耳元で冬のうたになって流れる。
わたしもあわせて、ラララ、とうたい、つめたい風を吸いこんで、くしゃみをひとつした。
へっぷしゅん
・・・
3月3日、ひなまつり。
岡山からともだちがきて、連絡をくれたのでのみにゆく。
長いつきあいなので、しゃべりすぎたかな、とか思うこともなく、
ずっとしゃべっていられるのがうれしい。
ひとたび、おしゃべりがはじまれば、あとはそこに
あらわれるキーワードが勝手につながって、おしゃべりになってゆくから、
わたしたちはそれをすこし離れたところでみまもる、傍観者みたいになってた。
不思議だねぇ、といえばともだちも不思議だねぇ、と言い、
主語はないんだけど、それがなんのことをさしているのか
お互いにわかっていることをわかっている!とわかってうれしかった。
・・・
このところ、うたのことばかり考えていたので、もうわたし、このまま
うたになっちゃうんじゃないの?(しかも、まるがおの、ちんちくりんのうたに!)
とかなんとか思ったりしてました。
だから、ともだちに会って、まだまだ、語るべきことはあるし、
きっとまた、会えるよ!っておもったらうれしくって勇気がでたよ。
うかれ気分で、切りたての髪がまたちょっとのびたかもしんない。
・・・
いつでも会いたいとおもうトモタチは、あちらこちらに、いるけれども、
それでも、わたしも、ここで、なにやらしながら、ちょっとずつ歩いて、
会えないときでも、みんなにオハヨウと、コンニチワと、コンバンワをたくさん、
つぶやきながら生きてゆきたいと思うのよ。
それでもしもまた会えたなら、前置き不要のおしゃべりをたくさんして、
それが勝手に歩きだすのをみんなでながめて、不思議だねぇ!とかいって感動したい。
さみしい、とかいいながら涙目でわかれて、それからもみんなのことを思いだしたり、
ときどきは忘れちゃったりしながら、生きてゆきたい。
そんなことを、考えました。
・・・
またみんなに会いたいな。まだ出会っていないトモタチにも、会えるといいな。
って思うのです。
これからも、どうぞよろしく。
三月もまた、よい月になりますように。
ではでは、またね。